藤久崇のお気に入りの歌一覧
麻
み吉野のさとに降りしく白雪のつもる想ひぞ深くなりゆく
24
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Chico
脚註のうるさき本を搖さぶりてアスタリスクを降らす夜かな
35
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詠み人知らず
「祖国」とは近寄り難きことばかな「ために死す」かを我に突きつく
13
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詠み人知らず
ひらひらと舞ふ風花や儚けれ肩に落ちれば露とかはれり
15
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萱斎院
つもりつる雪のあしたにながむれば 朧になりしきみが跡かな
13
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詠み人知らず
世の中の意識が変われば業だとか言われなくてもすむってことよね
19
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詠み人知らず
停め忘れ孤独に歌い続けてた MP3が 一晩中
13
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ながさき
十五夜に 負けず劣らず 輝ける 今宵の月は 十日目の月
30
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矢車菊
未完なる歌のごとくに春を待つつぼみはいつか花と咲くため
28
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矢車菊
「さようなら」の字を教えよとわれに言う娘の鉛筆に掌を重ねおり
26
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矢車菊
原点に戻ればいいというけれどどこが始まりだったのだろう
32
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矢車菊
友の歌その大切に触れむとしひとつずつわが指先を置く
29
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矢車菊
オリオンの傾きに似し微笑みの隔たりはただ冷え冷えとあり
24
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矢車菊
灯を消そう 星を見るため いやむしろ見えないものを信じるために
74
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矢車菊
星空の向こうもずっと空ならば夢のつづきの夢を見ましょう
26
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矢車菊
昼の月 ひとりで寝るのは寂しいと泣いたあなたの涙のかたち
22
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秋生
もうきっと会えないだろう 折り畳み損ねた傘を見つめて思う
16
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灰色猫
雪の日に狂い咲きたる夜桜の根元は決して掘ってはならぬ
20
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灰色猫
とめどなく舞う淡雪は溶けゆきてやがて海へと帰るのですね
18
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灰色猫
温かな雪に埋もれて眠りましょう緑が息吹く春の夢見て
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