藤久崇のお気に入りの歌一覧
祈り花
山茶花に積もりし雪のあはいから赤き花びらこそつと覗く
10
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詠み人知らず
ゆかしき月知恵の泉に映りたりそっと掬うも手には残らじ
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inosann
「どうしたの」の連呼を背にして皿洗う風邪こじらせてる妻のためなり
24
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まあさ
母逝きし齢となりぬ朝の空雲の切れ間に清し青あり
28
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ラベンダー
爽やかな 潮風立ちぬ 島の斜に 豊かに揺れる 水仙の咲く
22
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ラベンダー
離れてた 父との時間 取り戻す 努力する程 傷つく私
12
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ラベンダー
菓子覆う 砂糖はらはら こぼれ落つ 風を得て舞う 粉雪の如く
17
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卯月
忘れずに連絡してねもう一度声を聞かせて嘘をつかずに
10
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卯月
真夜中のつのる寒さに血も冷えて美しいのは燐の幻
7
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卯月
名も知らぬ歌詠む友に支へられ去りゆく年に感謝を込めて
17
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卯月
教えてよ見えぬ心を名も告げず笑顔で去った親切なひと
9
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卯月
さようなら瑠璃の夜明けは透きとおり別離のあとの輪廻を思う
11
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卯月
今日もまたひとりの家に近づけず本屋をいくつ彷徨うつもり
67
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卯月
本当は永久にあなたに囚われてギヤマン張りの水槽のなか
7
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卯月
好きですと言わぬと決めて陰日向ずっと見ているライムライトの
10
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絮谷新
柏手の冴ゆる音渡す境内に結ぶ霜こそけうらなりける
22
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絮谷新
騙された気分はどうだと問ふ彼の嘲り滲みる哀しみのあり
19
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絮谷新
行き違ふ葬儀の列に風花の舞ふはささめき逝きしものらの
24
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絮谷新
国滅び文明滅び種の滅びゆくほんの刹那の星の瞬き
25
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詠み人知らず
悪い癖 夢中になるとのめり込む成すべきことは成さねばならぬ
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