詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
うすべに
辻風にすみれの蕾うなだれる 冷たく乾く舗道の片隅
18
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つちだゆういち
別たれた遠い彼女とビデオPHONE時折無言絡む眼差し
8
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是瓜
二十歳より 煙草吸おうとする者は 今時いないと 煙吐く君
5
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KEN
風花も 雨に變はれば 架かる虹 安逹ヶ原の きさらぎの朝
19
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夢士
雪雲にまだ降るなよと声かけてハンドル握る常磐の道
20
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ことほ(言祝)
遥か悠久のむかし鬼は庶民だった私と一緒豆は撒かない
4
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灰色猫
からあげが歓喜の声をあげているその爽やかなレモンを浴びて
22
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芳立
いかにして憂き世の闇を払ふべき鬼はおのれの外にあらぬを
10
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雪路
心にもない言葉って言うけれど心にあって言うものでしょう
7
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蔓葵
この冬もはやくれなゐの梅の花かさねてにほふ雪のあけぼの
16
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夕夏
かみがみはあらそいおわすひとのよにかみとかたりてよのなかいくさ
3
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夕夏
つきよりもかせいよりとおくてこまいところへとどくぎじゅつがすごい
4
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夕夏
いんさつはいやだといっていたひとがでんわもいやとめーるでぽちる
3
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つゆふみ
しらす対プレ塩サウルス今朝もまた容赦なく喰う竜は四歳
5
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コタロー
急斜面田畑廣がり農夫らは土を弄りて一年過ごす
6
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コタロー
清楚なる白の群れたる水仙花陽當たりながらときをり搖るる
11
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灰色猫
我が辞書の夢のページを折り鶴に届かなかった空へ羽ばたけ
24
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横井 信
ひっそりとボケの花咲く夕暮れの公園を吹き抜けてゆく風
13
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恣翁
散髪の鋏の音に 行く春を慕ひて聞けり 寒の緩ぶを
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雪柊
砂浜の小さな貝殻思わせる抜けた乳歯の白さ愛しく
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