詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
空き缶を 蹴とばしながら 帰る道 蹴っていたのは 自分の孤独
47
もっと見る
灰色猫
人間が 人間である おろかさに 優しいキスを ひとつ贈ろう
48
もっと見る
リクシアナ
失えば あれは銀幕 夢模様 現の花に白さを求め
12
もっと見る
桐生賄
フリフリの 花びら清楚な イワウチワ 艶のある葉は 団扇の形
13
もっと見る
詠み人知らず
摘まみ上げ喉仏です完璧な 事務的な声 焼き場の女
22
もっと見る
詠み人知らず
脳みそが裏返るほど綺麗な娘 わたしの子供の 母になるとは
19
もっと見る
Chico
蒲公英や 廢車置場にさやうならヘヴンマネキン燃える空へと
23
もっと見る
コーヤ
吹く風に黄の花波が波をうつ音も清かな歌を奏でて
15
もっと見る
詠み人知らず
輝けどSUS304包丁の 切れの悪さは おれ並だろう
19
もっと見る
たけくらべ
寝たきりの祖母の愛したタマが逝き枕辺に置く猫柳かな
14
もっと見る
林林
あなたからもらった小さな帳面に祈りを綴る また会えるよね
25
もっと見る
灰色猫
生きている 存在理由を 思う時 まぶたの裏に あなたが映る
33
もっと見る
デラモルテ
散り初めし梅の香りに醉ひしれて明日咲く花にこころ躍りて
15
もっと見る
灰色猫
ふんわりと 両手で春を 捕まえて あなたの前で 開いて見せる
56
もっと見る
コーヤ
紫木蓮むくりむくりと膨らんで胸を広げて春陽にうらら
24
もっと見る
コーヤ
もりあがる落ち葉の奥に白き花盛りたる蕗の薹立ち燃えて
20
もっと見る
雪柊
「お父さん」泣き顔仕丁を指す娘君が嫁ぐ日 きっと泣くから
21
もっと見る
雪柊
布団から足だけ飛び出し眠る吾娘疲れた我に笑顔くれたね
19
もっと見る
詠み人知らず
慎重に針を落とした塩ビから ラッパも弦も するり放たれ
18
もっと見る
詠み人知らず
そばばっと うどんを啜り極上の 出汁でお握り 流し込み、了
16
もっと見る
[1]
<<
320
|
321
|
322
|
323
|
324
|
325
|
326
|
327
|
328
|
329
|
330
>>
[339]