灰色猫のお気に入りの歌一覧
己利善慮鬼
失いし黒髪の艶を指に巻き誘うは夜の闇しる女
3
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萱斎院
ひととせにひと夜逢ふ瀬も失せにけり へだつる橋にかささぎぞ鳴く
5
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明
桃みたく押したところから腐りゆく甘い果汁の滴るこころ
1
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なかしぃ卿
垣間見る白き柔肌くっきりと小麦色との境界そそる
8
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沙久
草木花 ひそひそ話の ごとく揺れ 気になってしまい 耳傾ける
20
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沙久
いい感じに力の抜けた「福耳」を 引き締める杏子姐さんの声
10
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もり
グラスから迫り出している親愛をくちびる添えて丁寧に吸う
6
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コーヤ
草の道朝の光りにくすぐられ笑みこぼれてる草木花たち
18
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沙久
思慮深いからこそ気付き傷付いた 両者の痛みに自分を重ね
13
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コーヤ
朝の野辺露に目覚めて咲く命朝陽にひかり輝く露草
13
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リクシアナ
夜風ふく揺れる短册きみの歌ときめきを蒔く星影の恋
22
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水海はるこ
やうやうしろくなりゆくあたまどようびのひかりあふれるほしゅうきょうしつ
6
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千映
愛の中どっぷり浸かれば愛の歌詠めないと知る古希近し今
16
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千映
梅雨なのに薄ら寒くてこのところ煮込み料理が巾利かす卓
10
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詠み人知らず
別れの日たくした言葉のその訳を 貴方はきっと知って知らんぷり
8
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詠み人知らず
さよならを告げたあの日は忘れない あなたの横顔ムンクの叫び
6
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西村 由佳里
椅子の背に両手を置いて吸い込んで空気の粒を私にするの
4
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優器ルミネ
言い訳を聞かせてくれよ今ならば雨に流れて消えるだけだし
4
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みやこうまし
熱帯夜妻の寝顔を覗き見る余命一年と宣告されし
21
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詠み人知らず
灰の街日に熱されし混凝土伸び行く影は素焼きになるなり
2
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