詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
ながさき
人の世の 無常を知れば 残された 道はひとすじ 信念の道
13
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滝川昌之
旧友が帰った後は花火殻 集めるように戻すアルバム
22
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KEN
わだつみの 魂の叫びの如響く はちがつじいふご 南風唸る朝
12
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吉野 鮎
着流しの姿懷かし健さんよ 男の子ゆかたの襟つかせ過ぎ
12
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蔓葵
秋風にまよひこし路をながむればただうたたねの夢のまくら木
15
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恣翁
解れ毛を気にして 撫づる襟足の化粧の匂ひ 立ち迷ふかも
15
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滝川昌之
フィリピンで伯父が迎えた終戦のくどい話も聴けぬ新盆
22
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コタロー
颱風に生き物たちは姿消し竹林大きく搖れてをるなり
7
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コタロー
一囘も動かぬ駒もありにけりそれでも立派な戰力となる
13
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コタロー
ありふれた日々を樂しみ一日を振り返りつつ蒲團に入る
12
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詠み人知らず
夕庭の線香花火燃え尽きし帰りゆく子等の愛しき笑顔
16
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へし切
僕たちは二度としませぬ戦争は散華にならふ哀しき平和
18
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夢士
うたのわを離れ早くも四ヶ月残暑となりて虫の声を聞く
15
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KEN
こおろぎは 弔ふやうに 鳴きにけり 西へかたぶき あからむ月に
9
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吉野 鮎
敗戰を終戰といふまやかしをこの年もまた八月十五日
16
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横井 信
足ばやに流れる雲の影ひとつ実り始めた稲穂の重み
16
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へし切
さわやかな風に戯れ 秋茜 厳しき残暑も季節は移れり
18
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滝川昌之
年配のフードコートの先住民 夏の子供に隅へ追われて
16
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KEN
にはたづみ 樋流れ落つ 雨の音に 尚澄みわたる 秋蟲の聲
13
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横井 信
足元を照らすあかりは揺らめいて祭りのあとをそっと切り取る
14
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