成瀬山水のお気に入りの歌一覧
卯月
いつの日か光を無くすかもしれぬ文字のかたちを目で愛おしむ
12
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詠み人知らず
小石敷く鳥居の道を踏みしだくお社までの白き道の音
9
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桜園
路地裏にひっそり咲きし水仙も年のはじめを祝いくるるよ
16
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河のほとり
かなしびは沖つ白波数もなくゆたにたゆたに舟と世に経る
13
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秋日好
アルペジオ音の響きに魅せられてこの坂道を上がれるだろうか
12
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詠み人知らず
朝焼けの海の空には雁の群れ露天の湯気の雲海漂ひ
8
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村上 喬
この言葉はあの日の二人を記憶して海の底への入り口となり
21
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村上 喬
茜さす空を見上げて僕たちは影絵となって一つになろう
13
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光源氏
いたづらに夢や見るらむ戀の端やがて散りはつ春の初花
21
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へし切
この後は欠くる定めと知りもせで日毎に満つる上弦の月
25
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光源氏
淡雪と消えにし君をしのぶれば積もることなき酔ひのまどろみ
19
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月虹
宇宙から見つけられたし砂浜に内緒で描いた相合い傘は
28
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和竹
太陽の熱を払いて吹く風の芯より冷えて光のみあり
8
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浅草大将
たみ草を君がにはにぞ守りびと死してしかばね拾ふ者なし
13
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恣翁
斑雪を踏む音の乾き 稀薄なる夜の空気を切り裂き響く
24
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神楽
元旦の静けさのなか神妙に初夢探す無駄骨おって
3
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ゆうくん
遥かなる 月日旅して 雪の夜に 巡る心は 冬の銀河を
9
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灰色猫
氏神へ 破魔矢と御札 返納し 病の父への お守り求める
25
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和竹
雪の粉闇より降りて淡く灯り我の思いを包み給うを
2
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光源氏
つれづれと雪降りしきる古里の明かしかねつる窓の灯し火
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