詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
林林
雪柳泣いてるやうな笑むやうな白き涙をはらはらと、春
30
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滝川昌之
振り子打法 努力は他者との比にあらず 量りは自分の中にあるもの
19
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KEN
咲き急ぐ 花の蕾を 諭す如 冷たき月の 光降るかも
20
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滝川昌之
靖国の標本木に花二輪 前夜祭なりチューハイ二缶
26
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藤久崇
絶ゆるとも さめぬ夢らし 思い出は 閨だに霞む 春の夜半かな
17
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紫都姫
君とゆく 決めし時より 幾とせか 過ぎし年月 めぐりくる春
16
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紫都姫
心にも なき事重ね うわつらに 居りし我にも 春は来たりて
11
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可不可
かぶりつく人ひと人の真ん中で雄しべ雌しべ開く花びら
8
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つばす
つぼみには自然の不思議詰まりおり折り紙開くように花開く
8
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芳立
夢もあらでいかに過ぐさむ咲き初めの花に嵐の狂ふ夜更けを
4
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灰色猫
きらきらの北極星を追いかけた午前三時の子猫の孤独
18
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恣翁
湯帰りの 濡れ手拭ひをぶら下げて 紅き蕾の孕むを見たり
21
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つちだゆういち
寒空のガールズバーの客引きがマッチ売る少女のようで憐れ
9
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アスリート
一度だけ天駆ける馬我は見し 壁軽々と越えたペガサス
3
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アスリート
滝つぼに弾雨の中にジャンプした 明日があるさ「雨にぬれても」
2
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アスリート
着飾った紳士淑女の観覧席 血のサーカスの叫びとささやき
3
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アスリート
潮風のサンタクララに水しぶき 少年の背に白いバスローブ
3
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アスリート
バス停にクチナシ香る夏の風 ヴェニスの駅を遠ざかる汽車
5
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cancer
カーテンを取った窓から見る青は最初の日振りの景色だ、さよなら
6
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つちだゆういち
あの恋は甘味に過ぎて牙朽ちて何も食せず飢えて死ぬだけ
9
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