詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
普徳亭大崇
ビル風の 寒き渋谷も 春の風 氷の川にも 桜咲くなり
5
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可不可
叶ふなら退き際 そっと 他の生き物も気づかぬ内に絶えよう
8
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横井 信
やわらかく雨をはらんだ花風に春の祭りの幟は揺れる
13
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芳立
得られねば憂しと思へど得てもなほ求むるのみの己とぞ知る
7
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ななかまど
春がすみ丘にながれて赤や白春の色溶く桃と李と
5
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へし切
老いぬれば 散るを惜しまぬ命かな 花はさくら樹 人は武士
22
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秋日好
クリプレの育苗棚を組み立てて夏を楽しむ約束とする
17
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恣翁
混み初めし花見小路の 春の灯は 入相の靄に沈みけらしも
21
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秋日好
パンジーの透けた色味に魅せられてマルハナバチは体躯を下ろす
15
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灰色猫
無能でもただのクズでもかまわない汗にまみれて愛するだけさ
14
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蔓葵
雪やなぎの花ゆゑとしもなけれども春ぞ忘るるあかつきの風
19
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灰色猫
もし君が枯れる時には寄り添って枯れゆきながら君と朽ちよう
19
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詠み人知らず
夜櫻を愛でて堤の宵闇の孤高に照らす十三夜の月
12
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うすべに
銀の波 明石大門をゆく船の 跡追う鳥の目も春の色
13
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コタロー
眞白なまこと美し雪柳池をぐるりと吾の歩を誘ふ
15
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灰色猫
右左前も後ろも閉ざされて初めてつばさの意味を知ったの
19
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灰色猫
メビウスの表と裏のふたりではたどり着けない永遠の時
17
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灰色猫
桜月はらはらもらした春色の吐息が告げる新しき恋
18
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灰色猫
この星に未踏の地などなくなって唯一あなたが私の秘境
18
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蔓葵
春風になびきにけりな糸さくら花よりほかの色のなきまで
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