詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
へし切
佐保風はいたくな吹きそ藤波の今は春べと咲き匂ふかな
24
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へし切
はらはらと牡丹の花の崩れ散る 春の夏日に惑ひ咲きけり
24
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つばす
熟したる庭のいちごを食べ行かば先になめくじ食い荒しおり
4
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愛
私の亡霊がまだあの広い広い大学を浮遊している
7
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愛
どうして自分のことしか話さないの?と自分の都合で抗議をしたい
4
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あんて
僕よりも先に死んじゃう君がいて 深夜煮詰まるさみしさのジャム
4
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藤久崇
雛罌粟の 野芥子蕺草 相手せど 知らぬ我が身は 三つ色の春
17
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夕夏
さけのせいすがおがのぞくさけなくてりせいなくせばけっかはおなじ
5
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コタロー
花筏微かに搖らす池の面にひよいと浮き出る龜の顏あり
7
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煩悩
顔面が日焼けするのを確かめる脱皮を遂げた伊勢海老みたいだ
7
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灰色猫
潔く散りゆく桜の儚さに死にゆくことの美しさを知る
25
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デラモルテ
小望月散りぬる櫻照らしをり明日の雨に散るを惜しみて
14
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び わ
ゼラニュウム花瓶の中に花咲かせ部屋の片隅温めており
9
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可不可
花衣ぬぎ捨てながら今ひとへ 初夏まねく浅緑色
13
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蔓葵
ひさかたの光の色の数みえてなほ花ひらく巴里のあけぼの
19
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リクシアナ
明かすより秘めたることの多かりき墓無き吾のパンドラの箱
22
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まぽりん
巴里の河みづながれゆく鐘の音のたかき塔よみがへりなむ
28
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夕夏
ぷーるはいすいどうぶつえんよおまえもかこうぞうかえよあたまから
7
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つゆふみ
あの弥生とっくに過ぎた黙示録いつまで待てば来るのアナタは
8
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幸子
茎伸ばし木質化して翌年も版図拡ぐる蔓ぞたくましき
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