コタローのお気に入りの歌一覧
幸子
紗の薄きカーテンのごとき鯉の尾のスローモーションでひるがえるかな
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萱斎院
遠き春 つらき時雨に濡るるとも 古りずもにほへ我が宿の梅
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灰色猫
紅はるか小石を敷いた熱々の鍋に並べて心ほくほく
23
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新座の迷い人
我妻の 表情変化 嬉しさに 儚き望み 増しつつあるに
7
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へし切
頼れるは近くの他人と言ふけれど付き合い難き隣国のひと
21
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横井 信
祝日のゆっくり昇る太陽にひかる枯野を静かに進む
16
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新座の迷い人
君と言う 誰に対して 使うのか 我の使うは 目下同級生
4
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新座の迷い人
気晴らしに 生ビール飲み 憂さ晴らし カラオケ歌う 懐メロ歌を
5
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うすべに
長い夜 夢の結び目たどったら 暁の糸そなたへなびく
14
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可不可
アミダクジみたいな裏道すみっこで誰かに刺されて死ぬかも 私
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可不可
ぬるま湯でふやけた頬にキスよりも ビンタ食らはす冬将軍め
11
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灰色猫
舌先でとろけるポッキーなめらかでふたりのキスは甘いったら甘い
14
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灰色猫
焼き芋は皮ごと食べるほうがいい甘くビターな口どけがいい
20
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灰色猫
烟られつ老いも若きもじっくりと熾き火のお芋のほふほふを待つ
25
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滝川昌之
結露には冬の朝陽が沁み入りて時に泪のように流れり
17
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滝川昌之
「平成」の始まりを知る我々はあの額縁をまた見とどける
25
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滝川昌之
降り出しは雨 紛れて消えた初雪の記憶とどめて伏せる庭草
22
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滝川昌之
車窓には真白き富士が祝いおり成人の日の車内華やぎ
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滝川昌之
どんど焼き火の粉見つめて火照るのか振る舞い酒が頬染めるのか
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灰色猫
えべっさん餅を求める手のひらがこっちこっちと福を授かる
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