野々花のお気に入りの歌一覧
恣翁
扉の鍵を回して 孤独を確かめむ 全き自分を取り戻すため
21
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矢車菊
ヒガンバナ祈りのために咲く花の白きつばさのごとき一群れ
12
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矢車菊
遠廻りしてもよいかとふと思ふ秋の光は木の葉を乗せて
12
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矢車菊
窓辺にて秋の光を掬い取る朝のわたしよ透明になれ
13
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千映
介護から 解放されて 時間だけドンドン進む 無情な時間
18
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詠み人知らず
ひとりでも生きてゆけると言った人そんな貴女の明日が気懸り
20
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大さん
たぶん秋が切ないと思う人は夏に忘れ物をしたからだ
33
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只野ハル
休み明け予報どうりの雨降れど洗濯権の行使強行
12
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へし切
帰りこぬ日々を恨むは詮なきが忘らるまじき面影を追ふ
23
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詠み人知らず
直球で言ってしまえば君は死ぬ 残される者を 知らないふりで
15
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矢車菊
放たれた想いのようについてくる秋の名月 つかず離れず
12
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更紗
葉桜も秋風吹けば色付いて二度目の見頃を迎える川辺
12
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矢車菊
ささやかな幸せ撫でてゆくようなコスモスなればやさし薄紅
14
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本能寺
年老いた母の口ぐせ電話口 順番だけは守りなさいと
13
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桐生賄
ご近所へ 野菜と花のおすそ分け お礼にサンマ およいできたり
13
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桐生賄
みちのくの湖畔公園 満開のキバナコスモス咲き 皆を待つ
10
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大さん
一片の言の葉「スキ」と溢れても君に届かず落ちてゆく恋
10
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へし切
思ひおば緋色に染みし彼岸花 君が恋ふれば秋の野辺燃ゆ
24
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詠み人知らず
ただ君が美味しく感じることだけを 願ってとるは 味噌汁の出汁
19
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水無月
幾重なる島なみつづく瀬戸内へ沈む夕日に照る坂の町
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