詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
芳立
きのふまで気に掛けざりし者どもがけふ騒ぐなりジュゴン死すとて
6
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吉野 鮎
繭籠り愛しみの絲紡ぎ織る苧環空繰る風の音沙汰
10
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可不可
肩もんで スキンシップ初めてかも 「骨が折れさう」とは御挨拶
10
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まりこ
佳き雨を分け合う傘に花は降り明日明後日の約束をする
6
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まりこ
わたしだけ地面に足をつけれずにふつうに歩くふりをしている
6
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安芸大輔
葉桜の木陰に積もる花屑は下草の着る桜衣か
18
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松本直哉
きみを抱くよるのしじまにカーテンのふはりとうごく風はらみつつ
3
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つばす
一冬の眠り醒めたや雨蛙一鳴き挨拶もう直ぐ梅雨か
5
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KEN
かたぶきて ひのほえの色 つくよみの 聲滲むかな 夜半の川縁
10
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滝川昌之
ポロシャツに天道虫がとまるからマークのワニが捕食を狙う
17
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安芸大輔
涙垂る定家葛に袖触れば哀しき恋の香ぞ移しける
4
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うすべに
咲きまどい 来ぬ人を待つ夕化粧 青い風吹く初夏の夕暮れ
10
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松本直哉
咲きみちてさつきの庭の昼しづかゆめよりかろき蝶のかげさす
4
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滝川昌之
日を過ぎて安く売られるカーネーション小遣いはたいた子らに隠れて
17
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つちだゆういち
老いた猫肝を患う喘鳴と微かな命腕に抱きしめ
9
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滝川昌之
重たげな雲は雨季へと支度中まだと蹴散らす薫風よ吹け
17
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まぽりん
藤波の影を宿せる池の面は緋鯉の背にも花ぞ散りける
33
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幸子
皆知らぬネズミモチとふ名も花もその香のいかにかぐわしきかも
22
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ななかまど
湧き上がる森の緑の勢いを優しく写す田の水鏡
11
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デラモルテ
木漏れ日を走る數瞬月滲み汗の引きゆく初夏の夕暮れ
11
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