灰色猫のお気に入りの歌一覧
-
なかしぃ卿
青竹の乱れ並びし嵐山心荒れにし思いのたけを
4
もっと見る
-
リクシアナ
通り風色づき初めしななかまど片恋かさね秋をかぞえつ
28
もっと見る
-
たけくらべ
七草の花の盛りを待ちながら秋までもたず逝く人のある
21
もっと見る
-
絮谷新
西風の電線振るひ共鳴す珊瑚風鈴誘ふ白浪
18
もっと見る
-
伏間かづき
誤魔化して塗れば塗るほど汚くて筆を置けない私は私
4
もっと見る
-
詠み人知らず
夏と秋行き合ふ雲の浮かびゐる空から秋がしみ込みはじめり
11
もっと見る
-
詠み人知らず
箱の中 座席坐つた人の群れ 一方向へ進め進めと
4
もっと見る
-
野々花
また明日も猛暑になるとアナウンサーもうこれ以上脱げませんから・・・
13
もっと見る
-
優器ルミネ
保険書の裏の二番に丸つけて少し大人になった気がした
7
もっと見る
-
詠み人知らず
新涼に夏の名殘を惜しみては路地の紫陽花セピアに色變へ
13
もっと見る
-
詠み人知らず
バスタブで大きく息をつく度に 動けぬ母に 謝っている
16
もっと見る
-
野々花
なっちゃんと蚊取り線香たきながら夕陽を背負って草取りをする
13
もっと見る
-
野々花
振り返る君の肩越し揺れるのは過ぎ行く季節の優しい匂い
16
もっと見る
-
果禾緒
三十日の重み噛み締め少年を見る青柿の実の秋なれば
2
もっと見る
-
たろ
くちびるを噛んでうつむく帰り道 ただ、手をかさね よりそうあなた
3
もっと見る
-
たろ
世智辛い 世の浮き沈みを 反故にして 脳裏によぎる シチリアの夏
3
もっと見る
-
人三昧
一人寝や 別れ告げたは 吾なるも 今なお悔いる 長き夏の夜
6
もっと見る
-
nifu
人と居る自分の声はこんな声だったか帰りの電車の中で
6
もっと見る
-
西村 由佳里
なんとなく入ったお店で見つけたの夏でも秋でも着れそうな服
6
もっと見る
-
詠み人知らず
水はじき夏の終わりを惜しむよに子等の歓声飛び散るプール
19
もっと見る
