麻のお気に入りの歌一覧
篝火
山巡り 春の時雨は つれづれに 木の芽にそっと ときを知らせて
12
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佐藤水村
狭霧立ちやがてそぼ降る雨脚の急ぐ夕べとなりにけるかも
7
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紫草
ほの白む暁山を浮き立たせ辛抱きれたと白梅の咲く
20
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野々花
寂しさを伝えられずに過ぎる日々涙の粒を胸に隠して
12
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松本直哉
頬紅く染めて無口になれる子のからだ寄せ来ぬ診察待つ間
9
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詠み人知らず
週末の殺気に満ちた駅ナカを 勝者と敗者 入り乱れゆく
14
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朧月
風邪引きに今朝の冷たさ身に沁むる春の時雨もまた追い打ちを
11
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詠み人知らず
気はこころ素直に受けて返礼し 石に刻めば 愚痴は消えゆく
17
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月虹
思ってたよりもこんなに近かったあの日見つからなかった幸せ
27
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たけくらべ
陽の目見る桃の節句を待ちわびて押入れ奥の内裏雛かな
13
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村上みお
つきたての お餅のように とろとろの 眠たげなる児 そっと抱える
13
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芳立
寝ねもせずおき火はげしき宿りかな音さへ寒き雨の夜ふけは
9
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たけくらべ
つれなくも心に決めし人なればいみじきことも厭わざるなり
14
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秋日好
紅葉も花も逃した吾なれどベニマンサクの里に帰らむ
16
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秋日好
小春日に薔薇の剪定始めれば原点を知る立ち戻り行く
18
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猫又五七
最後の日貴方が呉れたパスポート新しい恋探してみるわ
7
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ゆりこ
まっさらな世界に一歩踏み出したぼくらはみんな白い上履き
22
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夢士
一人詠み歌のイロハは知らねどもうたのわに入り友をつくらむ
74
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芳立
うつろひの世に人の身を成し遂げて死ぬるに花の咲かぬものかは
12
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芳立
霜のふる百夜をたへて春来ぬと思へば惜しき星もありけり
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