成瀬山水のお気に入りの歌一覧
浅草大将
摘みにゆく野辺はいつしか消えはててスーパーに値ぞはるの七草
18
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へし切
恋死して後の煙と消へゆけば浮き世に思ひ置くこともなき
21
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夢士
冴ゆる月満ちて輝く睦月の夜頬うつ風に凛と向かひて
14
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ぽむもふ
北風に鼻風邪ひいて防風着待ち侘びるのは小春日の風
3
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へし切
あらたまの年の初めを祝ふとてうらぶれ寝ぬるひとり正月
17
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しのはらけんた
井の頭ボート乗り場で待ちぼうけ鴨のダンスにほぐれる気持ち
6
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詠み人知らず
亡き母の好きな伊達巻重箱の隅に残れり食む人もなく
23
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詠み人知らず
月光にほのかに白く浮かびたる虹は儚く星を惑わす
22
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ぽむもふ
逢いたくて震えるキモチ解らねど諭吉を見ればこぼれる笑顔
2
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光源氏
関ケ原冬の吹雪のはげしさに身のなる果てぞかなしかりける
7
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河のほとり
月影の雲隠れにし夜半の空に迷ひつつ鳴く郭公かな
9
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羯磨
月見れば額にかかる椰子の葉の雫を払う 彼のてのひら
7
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矢車菊
未完なるうたに加筆す遠き日の想ひに想ひ重ねるやうに
11
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赤石仙人
冬の夜富士の高嶺は雪化粧オリオン舞ひ降り何を語るや
11
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寧々
寒風のなかざくざくとまはりゆく鮪の群れか福求むひと
2
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矢車菊
あらわれてやがてしずかに消えてゆく雲はさよならの文字のごとくに
16
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詠み人知らず
手間暇はまごころの為すおもてなしいにしえからのおせちの彩り
7
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和竹
元気なれど静かに行きつつある父の止む気持ちと送りたき気持ち
3
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十薬
冬日向舞ふ風花が心地よし蝋梅香る淺川堤
6
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詠み人知らず
爪木樵る道も絶えたる草の庵の夢驚かす雪の下折れ
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