詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
沙久
シベリアの朝のような光景に百十デニールタイツが悲鳴
22
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まあさ
コブシの木 陽を受け光るを 見ておれば 枝に冬芽を 見つけし朝
16
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まあさ
ふわふわの コブシの冬芽 キラキラと 朝日を受けて 光る如月
16
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灰色猫
あらかじめ母性に備わっているものなのか嫌な顔なく下の世話ありがたきかな
20
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灰色猫
巨大なるわが肉体を軽々とストレッチャーに乗せる救急救命士
22
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灰色猫
伊吹山煙れる雪の只中に迷える羊は主を持たず
21
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万陽
日干しした 布団が放つ 太陽の匂いを胸に いっぱい吸い込む
19
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万陽
晴天や 駆け出したくなる この陽気白雲もまた 我と同じか
17
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梔子
梅咲けよ 櫻咲けよと 待ち焦がれ 胸躍るるは 恋に似たるか
14
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滝川昌之
春前に見せつけるなよ蝋梅の枝で寄り添うメジロのつがい
12
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蒼
ぼたぼたと落ちる泪をかき集め見知らぬ海を一人で泳ぐ
13
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西村 由佳里
この星の誰とも会わない昼下がり誰も知らないお話を書く
15
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葱りんと
吹雪いてる風の音バックに就寝し 除雪の音で 目覚める明け方
14
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澄舟
あたたかく油の匂う店内にトンカツ食むは媼ら多し
13
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石川順一
最近はホッケも小さくなりまして大学芋は失敗とのみ
9
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コーヤ
風に舞い群れて微笑む水仙はほんのり香り春に届けむ
21
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絮谷新
過ぎてなほ酔ひざらましに吾の恋は麓の道に通ふ南風かも
16
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まあさ
嬰児に はじめましてと 言った夜 月も静かに 群雲の中
21
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只野ハル
降りられぬディールであるを知らぬがに悪手次々繰り出し続け
15
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夢士
野の花の咲きて足音春近しコート纏ひて野の原歩く
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