吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
千映
春に向け椿の蕾慌てずにゆくりと冬眠覚悟の姿
11
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日置鳩子
あわれ蛾の速読さるる本のごとせわしく水道管で羽ためく
15
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日置鳩子
ほうほうと秋の陽さして甕棺の石膏部分のちいさく光る
22
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日置鳩子
入日さす池泉の庭に人絶えて藤の黄葉のそそと吹かるる
21
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月虹
女子会に紛れ込んでも違和感を感じぬままの元町ドリア
31
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月虹
社交ダンス、タップにサルサ、ヒップホップ自分は何処へ向かっているのか
34
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詠み人知らず
週末ごと繰り返される雨風に恨めし相なイベント会場
10
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詠み人知らず
太陽が名残り惜し気に見えて台風せまる薄曇り空
7
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源家末裔
秋風や送りし便り手落ちにて梅雨のながめを呼び戻したる
9
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源家末裔
物を投げ通路を通る我々にわざと投げつけ警備員たち
8
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源家末裔
雨の日のドライブスルーは便利だな冷たさが無いお買い物なり
8
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源家末裔
この頃の天気の具合不安定回復の時待ちて候
6
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源家末裔
菊や咲き八幡宮に並べられ子供大人の作品ありし
7
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ふじこ
幼子が拾いし傍にまた一枚はらりと届く秋のお便り
17
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祈り花
雨冷えの朝の狹庭に一輪の赤き山茶花冬を運びぬ
17
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祈り花
遠き日の思ひ出ひとつ片戀の未だ胸キュン青き殘照
10
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祈り花
崖の上に飛び立つ鷲の勇姿あり眞青な空に挑むが如く
10
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祈り花
水色の空にはためく眞つ白なシーツ眩しき雨後のベランダ
10
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祈り花
お堀ゆく白鳥眺む夫の背に傘さしかけてそのまろきを知る
12
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とはと
編む蜜と団子に続く鼻鳴らす甘い企て重さを諮り
7
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