野々花のお気に入りの歌一覧
矢車菊
きみのこと見ないそぶりをするために見上げる空にあふれくる青
10
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矢車菊
自転車に乗って坂道くだるとき見えない羽を空に広げた
14
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千映
枯れかけた君の笑顔の優しさに男を感じ女で良かった
9
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千映
足元に団栗転がる林道をストック二本とこの足蹴散らす
8
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千映
髪の色 気にせず生きる男にはきっと自信が背中に張り付く
8
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林林
あなたから言の葉ふわり舞い降りてありがとうって空へと託す
17
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千映
隣家には柿の木一本あったはず更地にされて跡形もなく
12
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恣翁
海の底の魚つつきたる胎内に 児や生くるまま 動きたるらむ
17
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富鴨
終電は夜の匂ひを振り撒きて黙殺される僕と悲しみ
20
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桐生賄
寒さ増し 早起きさえも 辛くなり 夏の日差しが すでに恋しい
10
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詠み人知らず
照れるんだ言い出せなくて悩んでる 今さら好きと どの口が言う?
20
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へし切
老いそめてさらぬ別れの切なきに憂ひ嘆けば髪はや白し
21
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本能寺
ただいまと言ってはみるが一人部屋 おかえりなさいの声は聞こえず
18
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詠み人知らず
順番がやって来ますよ貴方にも なぜ急ぐのか 死神が聞く
18
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桐生賄
旦那さん 今日から出張 だからって 手抜き出来ない 嫁の辛さよ
8
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秋日好
愉しげに落ちては転がるとちの実の命溢れる茶の照り返し
17
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秋日好
雨音を押さえる如くラジオからフィンランディアが響き渡って
14
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美津村
無精ひげをのばすも三日が限度にてわが性質をわれと哀れむ
6
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雛乃
夕焼けがわたしたちを飲み込んでく 誰かひとりを残すことなく
14
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桐生賄
街路樹の 銀杏黄葉の 美しさ はらはら散るも 趣のある
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