吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
灰色猫
図書館の短歌の書架の一冊と巡りあうため生まれてきたの
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リクシアナ
むつみ合う銀杏並木の影ぼうしト音記号の巻き風の道
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リクシアナ
獣道 松葉 銀杏 草紅葉 霙に滲む晩秋の森
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リクシアナ
銀色の香り膨らむ葡萄酒に委ねた夜の秋雨を聴く
25
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リクシアナ
厨より漏るる灯りで文読めば指紋の跡にインクの滲み
29
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日置鳩子
君はそのアクアで彼女を抱いたとか萩の葉の露はすこし青い
11
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ラベンダー
なんとまあ 南国ハワイに ペンギンが 訳不明だが 可愛かったな
13
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ラベンダー
朝来ると 頰紅口紅 差していた 祖母の表情 凛と若くて
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詠み人知らず
泣くなよと髪撫でし君の温もりに泣くより他に手だては無くて
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詠み人知らず
桃の皮剥がしたほどの傷みなら愛の終わりは空しきものよ
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恣翁
湿りたる落ち葉の醸す 白樺の林の匂ひに しみじみ浸りぬ
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恣翁
陰にキス 泣きたる方を眺むれば 爛るるまでに 杯ぞ残れる
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日置鳩子
霧雨の睫毛に触るる瞬間に君呼びたまへ下の名前を
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コタロー
雨の中ドスンドスンと穴開ける鳶職人は脇目も振らず
10
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コタロー
團栗がクスクス笑ひ子供見て子供もクスクス團栗拾ふ
12
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コタロー
しとしとと雨降る中の樹々の葉は濡れるに任せ只項垂れる
8
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コタロー
灰色の空に視界を遮られ雨降る中を鵯が四方鳴く
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コタロー
天からの役柄演ず日常で赤い絲なる女性を辿る
11
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ふじこ
公園に木の実眠らせおまじない「大きくなあれ、大きくなあれ」
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へし切
余りある声なき宿の寂しさに重なる不調に つい 弱音吐く
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