藤久崇のお気に入りの歌一覧
へし切
老いぬれば世過ぎの外にありなめどしがらみ無くば侘しかりけり
26
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万陽
抜け殻のごとく放られた寝間着らをぬくもり感じ畳む幸せ
17
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詠み人知らず
店内にサザンメドレー流れいて番待ちつつも聞き入る午後よ
18
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まあさ
雲ひとつなき朝の空 子のくれしリュック背負って夫は出勤
19
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inosann
久々に施設に暮らす母に会うふくよかな顔に笑みのこぼれる
18
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吉野 鮎
きみを刺す言葉の棘をのみ込めば喉にささくれ聲失ひし
8
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吉野 鮎
身の内の失語の文字の消ゆる日のありとはみえね昏き迷路に
6
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詠み人知らず
風邪ひきのわれに厳しき寒さかなせめて名も欲し立春疾く来よ
15
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千映
子の誕生記念にくれたソルダムも四十年となり古木の域に
9
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野々花
隠し味聞けないままにまぼろしとなりて何年たったのだろう
18
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矢車菊
それぞれの歌集のうへで出逢ふときこころの瞳しづかにひらく
29
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コーヤ
甘酒を飲んで温か良い心地遠い記憶の祖母の温もり
17
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なかしぃ卿
しばらくは会えぬ君との長電話声聞くときぞ夜はかなしき
3
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なかしぃ卿
夢だとか愛とかそんな綺麗事炭火で炙り食べてしまおう
7
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詠み人知らず
弱りたる心に寄り添い慰めぬ眼前にあらば抱き竦むべし
12
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詠み人知らず
未明よりしじまに響く携帯は懐かしきみの着信メロディー
15
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詠み人知らず
忘れんとなだめし心さざめきぬ灰に赤らむ埋み火のごと
24
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詠み人知らず
やりとりの一部を切り取り押し出して 人の悪口自分の保身
16
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なかしぃ卿
寒いって言ったら百円罰金ねそうでもしなきゃ寒いって言いそう
3
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沙久
「しね」という言葉の重さに気付くのは いつになるだろう「加害者達」よ
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