灰色猫のお気に入りの歌一覧
橙田千尋
大都市を育む段ボール箱を壊すゴジラ(時給800円)
5
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沙久
巻き戻しボタンを押していないのに あの頃みたく笑い合う午後
23
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沙久
「ネコジャラシ!」そうか子供はこういうの好きなんだと知る かけっこ、散歩
14
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沙久
年度末だからか尾崎紀世彦の「また逢う日まで」が脳内巡る
12
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累アイラ
お願いだ夢であってと叫んだら引き戻された君がいる日々
5
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詠み人知らず
金木犀丸く刈られて愛されて四方に香りを行き渡らせる
11
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詠み人知らず
公園の奥の隅より秋気配草木にもあるか隠し持つ愁い
12
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林林
秋の野の繁れる草に飛び入りてただ転がりて戯れたきに
19
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歌枕
秋になれば見ようと二人共に植えたダリアの庭よ今は亡き君
5
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人三昧
我が夢を 赤にたくせり 彼岸花 己が命の 儚きを知るや
7
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ながさき
しなやかに 老いを楽しむ 心意気 溢れ出そうな シルバー川柳
26
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人三昧
愛しくも 帰らぬ昔 吾にあり コスモス揺れる 秋の夕暮れ
6
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歌枕
ヒガンバナ毒をはらんで美しきよ彼岸過ぎ去り人知れず枯る
6
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矢車菊
しあわせな記憶の化身 いま空にかかればやがて消えてゆく虹
14
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夕星(ゆうずつ)
嫌な人と離れてしまえば樂なのに 忘れることは至難の業なり
5
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シン
これでもう会えなくなるかもしれないと心づもりが要る間柄
4
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シン
あなたから連絡は来ず「一応」と空けてる夜が空いたままです
5
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絮谷新
潮満ちて更けゆく夜に訪ふひとのあらむや戸なぞ開く音のして
20
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みなま
もういいわ あなたが正しいことにして ガチャンと切れた気がするスマホ
14
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西村 由佳里
ひまわりのまなざしのもと書いている赤につながる名詞いろいろ
4
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