灰色猫のお気に入りの歌一覧
藍子
風車くるくる回る風を呼べ秋の日の午後気だるい時間
7
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緑里
万葉の恋歌ひとつ添えている林檎の香り閉じこめた瓶
13
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千映
懐かしいひっつきむしの言の葉に思わず笑みと棘棘が手に
12
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夢士
秋あかね追ひて野の原駆け巡りひっつきむしの勲章付けて
18
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猫の尾
せせらぎに 紅葉羽落ちて 秋茜 雲無月も 夜の香澄む
3
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紗ゆり
新しい車がうちにやって来た前の車よお疲れさまでした
6
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緑里
天球に張りつく光を飲みこんでくちづけをする眠らぬ二人
6
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矢車菊
風と風ふれあふやうに過ぎてゆく日常といふ無色透明
16
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藍子
花時計真っ赤なサルビア盛り過ぎ秋が来たよと季節教える
6
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藍子
赤トンボ茜の空に同化して家路を急げと語るが如く
7
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矢車菊
天と地がしづかに離れゆくやうな秋晴れの朝ひかりうまるる
19
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リクシアナ
裾長きインディゴ羽織る早朝の霧の雫を髪に含みつ
22
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矢車菊
てのひらを重ねるやうなたしかさで深まる秋をきみと歩まむ
16
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只野ハル
まだ先と申し込んでた特養に空きができると電話来た朝
12
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只野ハル
左腕で支え右で臀部拭きリハパン上げる身体が軋む
13
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只野ハル
目を閉じてスプーンを噛み口への字目開け口明け言いつつ食介
15
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朔夜
虫は虫貴方は貴方でないている長い雨夜を一人すごすを
5
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コーヤ
染めてゆく森の息づき燃え盛り極致の美を魅せて輝く
23
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コーヤ
艶やかな着物姿で和歌を詠む優雅な宴 時は万葉へ
17
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緑里
太陽と月の滴に包まれて重なる影と融ける輪郭
6
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