おおみはじめのお気に入りの歌一覧
三沢左右
ひと音に吾を縊るかにメロディを紡ぎて至るレクイエムあり
13
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三沢左右
傘を持つ少女が一人警護するように立ってる雨の一幕
10
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緋色
「この土を被せた後は泣いていい」父の言葉が土、重くする
26
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夢想家
便りなき友を想いて筆とれど今やつながりなきこと気付く
3
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光源氏
うつろひの言の葉知りし者なれば思ひのままに歌を記せし
4
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光源氏
人は人 何をためらふ浜千鳥寄せては返す歌を忘れて
21
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恣翁
差し向かひ 微醺を帯びて 頬染めし 古女房の 妙に婀娜めく
22
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ねずみ
五月蠅なす くぬち荒ぶる 日高見の多聞がつかひ 信貴の足並み
2
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ねずみ
あしびきの 杉山が奧 在るときく高根の花は さぞや美し
5
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詠み人知らず
槇になく秋にしあらばうつろへる葉にも思ひのままの白露
4
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浅草大将
夏ちかく咲きいそがではやま吹の陰にかはづもいでの玉川
12
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光源氏
いづれぞと弱り果てたる夕顔のやがてみまかる闇のあやかし
7
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恣翁
神聖な 淡き光の その中に 群れて聳ゆる 針葉樹かな
22
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緋色
野良猫にはない本能 ケージからミルクの匂い 隠れる子猫
5
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光源氏
かぎりなき静寂に映ゆるあさみどり君が情けを那由多に染めて
7
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狭霧
たたなづく井仁の棚田の水鏡うたて砕くる五月雨の朝
11
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ねずみ
山中の 染井吉野が 戀ひ櫻道照らす君 手折ることなく
2
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緋色
永遠の静寂である深海の魚眼に映える那由多の花弁
13
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三沢左右
浅蔭に稚児らの遊ぶ小庭には踏まると知りてなほ花の咲く
11
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光源氏
けふもまた行方も知らず迷ひけり幽かにひびく山の入相
6
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