行宮偏(仮之名)のお気に入りの歌一覧
恣翁
夕闇に 芒の花の 仄白く光る今宵は 十三夜かも
15
もっと見る
恣翁
梔子の 赤く熟せる実は裂けて 弾けむずるか 坪庭の冬
16
もっと見る
夢士
冬日没り欠けゆく月の路灯り冷えゆく風に鼻歌交じり
10
もっと見る
夢士
冬浅し煌と照る月柿落ち葉かさこそ急ぐ夕餉待つ庵
15
もっと見る
夢士
太りゆく月の灯りや十日夜かかしも揃ひて感謝の宴
14
もっと見る
夢士
汗流し見あぐ秋空暮れゆきて上弦の月光り増しゆく
11
もっと見る
へし切
夕暮れて街の灯りに温もれば目には黄金の銀杏の並木
16
もっと見る
へし切
夕暮れの風は冷たき村時雨 過ぎゆく空の月はさやかに
18
もっと見る
へし切
入り日さす佐保の山辺のははそ原もみぢに色も染まりけり
17
もっと見る
へし切
返り咲く花もありやと吾が庭の小春のどけき石蕗の花
17
もっと見る
ななかまど
特売はシルバーだけだといわれても腹にも家にも空きはあらずよ
6
もっと見る
ななかまど
真実は結果の先にころがりて今も昔も視えがたくある
9
もっと見る
ななかまど
こんなにも世話のやけるものならん蒸気機関車うごくということ
7
もっと見る
ななかまど
あの山は右の山はと指をさす山座同定そらに近づく
9
もっと見る
ななかまど
白鳥の胸より生まれる湖波を岸とどくまで見つめておりぬ
11
もっと見る
ななかまど
知らぬまにそろりかそりと秋の陽は畳つたいて襖にとどく
10
もっと見る
灰色猫
子供らが目を輝かせ鉛筆を持ってることが豊かさだろう
15
もっと見る
灰色猫
誰よりも高みに挑み誰よりも美しく跳ぶ野生の肉体
12
もっと見る
灰色猫
数センチほどのタナゴ釣りへゆく指揮棒みたいな釣り竿もって
13
もっと見る
灰色猫
どの道もローマへつづく道らしいキャンバスシューズを結びなおそう
10
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[63]