詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
深谷真雪
糸はまだ繋がるらしい あきらめた一次試験の合格通知
11
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洩矢転石
十月が好きだと言ったきみはいま誰を好きだと言うのだろうか
7
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つちだゆういち
拾われた時計は母と旅に出て七つの海を空飛び巡る
14
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しずく☆・.…。
鞍馬寺 秋澄む夜の 義経を 偲ぶ旅路に 一陣の風
23
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可不可
毒キノコとか仇名つきさうな 自分が嫌とも言へない私
6
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石川順一
ビール二本買えば大きい声で言う一本を飲む一本を飲む
12
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滝川昌之
服薬で鈍る感性 出ぬ言葉 喉痛めては歌は詠えず
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詠み人知らず
ひとくさり己が人生ぶちまけてバス降りていく主婦ふたり連れ
16
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ななかまど
山峡の小さき池を占めており水面は映す桂の大樹
8
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秋日好
「巻き返す」公言したから頑張るよ君の信頼この肩にある
14
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詠み人知らず
ヒトはみな感情を持つ星屑だ 人と機械の違いの答え
6
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洩矢転石
あの夏のベッドの中のきみの手の温度のうたをまだ詠えない
8
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可不可
俺と帰らうぜ ケンカした彼女に当てつけ 面白い 手もつながうよ
8
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可不可
お説教 ひとり二人うづくまる 女子が多いか 過呼吸連鎖
9
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朔夜
帰っても何も呟くあてのない夜に蟋蟀りるりると鳴く
8
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可不可
今朝もデニム ぢゃなかった穿き直す 重い足どり軽いスカート
8
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千映
ジャズ演奏掲示の板の文字までも秋色となる地下鉄の駅
11
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千映
少しずつ紅葉すすむ樹の下に夏の暑さに負けた病葉
7
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只野ハル
さよならの電話の向こうで泣いているこっちは雨が降っている
12
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滝川昌之
宿直の署員が落ち葉掃く朝は「緊急通報」無き秋の朝
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