源家末裔のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
喪失を時間でうすめゆく日々は なんと無力な自己に向き合い
26
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石川順一
露草もわずかに有ったそれさえも刈られ消え行くマメアサガオか
20
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ラベンダー
何処からか 漂ってくる 花の香が 移ろう季節 そっと知らせる
39
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Chico
射ゆ鹿の死に行く樣に漸々に瘧の落つる若き獵人
22
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まあさ
できるだけ 火を使わない 工夫して 食欲ない日も 夕餉の支度
20
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石川順一
倉知とか倉田とか言う名前にも俳人思う夢の中かな
9
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滝川昌之
新しいスーパー覘く主婦の眼は野菜売り場のナスより新鮮
25
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石川順一
方舟は九州男児に配られて九州女児を救うべき時
1
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萱斎院
みどりごの恨みもわかずひさめ止み 涙干ぬる日にじぞ立つべき
1
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灰色猫
恩返ししたい心が集まって被災は優しい鎮魂となる
4
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あゆか
幼子がママのだっこで募金するおもちゃ買うのはもう少しあと
3
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コタロー
九州の豪雨の後に陽が射して七色の虹架からむやうに
3
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林林
三枚の布団に四人雑魚寝する狭いけれども楽しい我が家
115
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ゐわむら
学生に戻ったような夜のあり 僕の知らない笑顔を見せるね
12
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ゐわむら
僕がまだ夜空の星屑だつたころ世界は僕の庭だつたのに
21
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滝川昌之
日に焼けた球児を見ては新聞に今年も探す母校の名前
27
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石川順一
紫の葡萄カルピス炭酸で飲んで居る日々夏の骨格
18
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石川順一
稲荷寿司昼餉に食べる遅めでも夕餉焼肉詩誌読みながら
13
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石川順一
小豆バー食べて英気を養いぬ曇り空さえ忘れるほどに
17
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滝川昌之
同僚がチームになった瞬間に仕事は心で動き始める
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