さえねのお気に入りの歌一覧
はな
花の名のきみのアパート放火して恋心ごと火葬できたら
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紙魚
疲れたとうつむくあなたの髪撫でることもできない間柄です
9
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千尋
珈琲が効きすぎた2時 満月の放物線に耳を澄ませる
12
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悠々
膝抱ゐてビヴァルディ聽く春愁ひ 窓を開ければ潮騷の音も
21
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香月春
そう、ただのクラスメイトだ僕たちはお互いの味をまだ覚えてる
6
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香月春
赤いままぽとりと落ちた最後まであなたの前では笑っていたい
5
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悠々
ふるさとの山は戀しよ ふるさとの 海は戀しよ捨てたる我は
25
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小鳥遊
恋のうた、「君」を指す人 変わりにけり 冬よ、サヨナラ 大好きでした
14
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千尋
この闇を「よる」と名付けた人が唄う子守唄を抱いて眠りたい
6
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千尋
伊勢丹に真っ赤なルージュを買いに行く 結婚おめでとうばかやろう
6
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恣翁
ふつふつと 身を躍らせて 湯豆腐の 浮き沈みせり 来し方のごと
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悠々
老いゆくは、凍てつく道を行くごとし 急がば轉ぶ、とどまらば死す
17
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ゆり
すみれいろ隅にいち輪生けてあるその空間は愛されている
8
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香月春
両思いよりも叶わぬ片思いの方が幸せだった気もする
9
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香月春
コーヒーに入れないミルクを用意する癖があなたを繋ぎ止めてる
5
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西村 由佳里
はてしなく回り続けるこの地球のこの庭に咲く薔薇の花びら
13
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悠々
春北風、夜どほし吹ゐて 過ぎ去れば 芽キャベツはみな処女うばはれき
11
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夏緒
夏草と雨露のにおいを馬の子であったわたしも嗅いだのだろう
6
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夏緒
さざ波のかえすちいさな本屋から明朝体の泥をかきだす
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夏緒
空いろのゼリー掬えばたちまちに透明になる とてもさみしい
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