へし切のお気に入りの歌一覧
たゆむ
悪態を吐いたあとには頬のいろ 苺になりし内に降る星
9
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たゆむ
削られる自尊心などはじめから 無かったやうな冬のはじまり
13
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たゆむ
襟元のうなじにひとつほくろあり 提灯かざす帰り道にて
5
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矢車菊
金木犀ほろほろこぼれ思い出は蘇りつつ遠のくごとし
5
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たみお
すた丼は 食べきれないから 遠慮して 君の後ろに ついて行けない
4
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桜園
われの無事喜びくるるか赤芙蓉季節外れに咲きて和ます
17
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黒
「会いたい」と言われてすぐに会いたいと思う悪癖 返さぬかけひき
6
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恣翁
東を望む岬の岩が根は 望郷滲む雫に濡れたり
14
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詠み人知らず
煮えきらない「心」が残っているのだろう合鍵返した君の「こころ」に
5
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香月
月浮かべ後にかあらむ十三夜水面に揺らし盃傾けば
7
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折代架夜
不貞腐れ酒を飲み過ぎ酔い潰れ 介抱されて恋してしまった
2
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浅草大将
泣きごとをくり名月のふた度に秋のうれひもながつきの空
14
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詠み人知らず
「見てごらん月が凄い」と暢気よね サカナ焼くのは 大変なのよ
18
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詠み人知らず
新しい靴の踵を鳴らし行く 今日の歩みは強く勇まし
4
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水海はるこ
寄り道のすべてを君とできたなら どんどん遠のいてゆけ目的地
42
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水海はるこ
わからないから分かち合いわかり合いたい文字列の向こうにあなた
4
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漫ろ野
じわりぞわっ ひたひたそろりぎーばたん 冷や汗たらり真夜中のトイレ
8
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漫ろ野
落ちていた足跡たどって歩いてた 振り返り見れば私がいない
5
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漫ろ野
腰を曲げ視界を制限するほどに 悲しみばかりが背中につもる
4
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漫ろ野
風が吹く 目尻が冷える 袖で拭う 夕暮れ走る 靴底で泣く
5
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