詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
まあさ
本日の 定食整え 食堂で たったひとりの 客待つ夕べ
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野々花
白鳥の飛び立つ空の青さより季節は少し春へと傾ぐ
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野々花
キラキラと光を抱いて波来れば湖畔の木々も少しざわめく
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滝川昌之
凍て戻り明日は南岸低気圧 散りゆく梅は終雪の中
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高松 蓮
本名も 姿も知らぬ 仲なれど 心通えば 仲間と呼びたし
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へし切
苦しくも孤独の中にある身かなこの世なる間は楽しくあらな
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林林
ほんとうは優しい人に「優しい」と云ってる君が一番優しい
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林林
生きているみんな必死に生きている夜空に星が輝いている
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inosann
カラオケで「女船頭唄」うたう発売年に産まれし吾が
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芳立
名ばかりの春もいく日か古利根の水面のひかりやはらぐと見ゆ
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夢士
テレビでは言えないことを文字にしてビートたけしは何を世に問ふ
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夢士
外はひゅー風のなく夜に居酒屋で一人静かに春の香を食む
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コーヤ
森中が目覚めはじめて新芽吹く優しい音で春が伝わる
26
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コーヤ
森中の 芽吹きの中で 軽やかな 鳥鳴く声は 春の旋律
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絮谷新
寂として霙まじりの日照雨かなさはれ一刻夢のごとしも
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濡髪童子
我が思い 君知る前に消えよとて 雪花の如き 願い温む
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河のほとり
憧るるこころの果ては澄みわたる空よりほかのなぐさめもなし
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リクシアナ
ゆきのあさ長距離便のカゴ車着き青果売り場に伊予柑かおる
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光源氏
君待てど時は過ぎゆく忘れ草後の逢瀬はわびしきものを
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光源氏
我が思ひいかがはせむと惑ひけり寒きしとねに涙流して
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