吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
灰色猫
躁鬱を飼い馴らせずに生きてゆく欲の炎に踊らされつつ
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詠み人知らず
恋ひ恋ふるも夢路はるかになりやする愛しきひとに逢ふこともなく
12
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詠み人知らず
裏切りのうしろめたさに賺す君 うちの歪みぞ面に映しける
14
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詠み人知らず
もしそこでハイブリッド車が事故っても むやみに車に触れてはいけない
11
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詠み人知らず
地震後は野菜売り場で探しては くまモンの絵のトマト選べり
12
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詠み人知らず
声もなく見つめくる君 官能の熾火 まなこに宿りたりけり
12
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秋日好
君は言う「次に行けない弱虫」と私は笑う「維持する強虫」
14
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秋日好
いい夢を おしまいなさい 眠りなさい ここから吾の天下だからね
14
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秋日好
流れ止め突く柔肌を思いやる過去血が落ちたわからぬ加減
10
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秋日好
夜用の不埒なうたを上げたればそろそろ彼が起き出してくる
14
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滝川昌之
気がつけば鼻歌も出る平日の休みに一人メザシを炙り
26
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滝川昌之
神様に「お帰りなさい」と境内の陽だまり猫も安堵している
36
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秋日好
散り敷いたもみじ葉たちを吸い込んで今年最後の芝刈り終わる
14
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秋日好
薄雲の奥に潜んだ十日月青く暮れいき形現る
23
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秋日好
ながらでは瞼の影も死にかねんぬしと見し夜の夢は金色
13
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秋日好
催すから戻す頃あい開け放ち寝巻の着替え常に借りてよ
12
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秋日好
厚き雲今日の月影差し止めてバス待つ吾を宵闇に留む
19
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夢士
台風の接近よりも貰い事故雨の週末憂鬱の二日
15
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夢士
野分過ぎ空洗われて東にオリオンの星昇り来たりぬ
25
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夢士
秋深し栗名月の月明かり畳に映る尾花ゆれをり
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