藤久崇のお気に入りの歌一覧
たみお
真夜中の 布団の隙に 忍び込む 冷たい過去に 身を震わせる
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たみお
火遊びに 興じた罪は 重いから 燃えろよ、燃えろ 地獄の業火
6
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沙久
シベリアの朝のような光景に百十デニールタイツが悲鳴
22
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虹と星
墓場まで持ち運べない秘め事に君と二人で哀悼の意を
6
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虹と星
2ピースのジグソーパズルをいつまで放っておくの君と私は
6
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虹と星
哀しみは やがて血となり肉となり詩となり書店に並ぶでしょう
6
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虹と星
あの星のベランダから見た地球には影も形もない二人
3
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虹と星
錆びついたハサミの刃先ふれ合わせあいこのままなら終わりはこない
4
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虹と星
遠くから見れば私も四十六億年に一人の逸材
6
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虹と星
覚えてる?月夜のコインランドリー洗いあがりの星の輝き
6
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澄舟
あたたかく油の匂う店内にトンカツ食むは媼ら多し
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果禾緒
僕が見る僕ではなくて 君が見る僕を僕は知らなくていい
5
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萱斎院
夕ぐれの萱にそひけり梅の香の むかしへよりや漂ひ来つる
10
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曖緒子
サイレンがやけに響いて苦しいの 私に関係なんて ないのに
6
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秋日好
麗しいという漢字が書けなくて程遠いからと拗ねてはみたが
23
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詠み人知らず
おきててもねててもぐるぐるめがまわるなにかたべるとりばーすするの
14
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灰色猫
虚ろなる暦遊びは破られてやりたいことのひとつもなせぬ日
20
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コーヤ
風に舞い群れて微笑む水仙はほんのり香り春に届けむ
21
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灰色猫
点滴に一匹猫が絡みつき夜の病室より私は消える
19
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絮谷新
過ぎてなほ酔ひざらましに吾の恋は麓の道に通ふ南風かも
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