詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
リクシアナ
自販機のカフェオレを飲む昼下がりペーパーカップに落とす溜め息
18
もっと見る
千映
山菜の毎年生えるその場所は妻にも教えぬ父の頑固さ
14
もっと見る
本能寺
里山にあかつきの風音もなく 花山椒の香り流れる
23
もっと見る
雪柊
歌を詠む 隣の寝息 妻と吾子どんな宿より 満ち足りた寝室
21
もっと見る
雪柊
母となり 髪を短くした君の 横顔 毅く凛と美し
29
もっと見る
雪柊
刃向かいて言葉交わさぬ愚か者墓石拭く手に涙一粒
25
もっと見る
雪柊
幼子は歩み来た道 誰も皆騒がしいとは 言える筈無し
20
もっと見る
雪柊
老いたるは いづれ行く道 誰も皆 歩み來た道 敬意表し
20
もっと見る
Chico
善き人に貰はれて行け車椅子 また日溜まりにあの坂道に
31
もっと見る
灰色猫
糸車 くるくる廻し 紡いでく 愛しい君への 文字列たちを
25
もっと見る
灰色猫
君の手の細い指先ふれるたび 愛しい力が湧いてくるんだ
24
もっと見る
灰色猫
愛おしい あなたが無事で あるように 陰膳供え 欠かさぬ祈り
24
もっと見る
灰色猫
林檎咬む 君が犬歯は どれほどの 恋の血液 吸ってきたのか
25
もっと見る
沙久
言えぬこと 敢えて言わぬこと 誰もみな違いはあれど 秘め生きる個個
18
もっと見る
コーヤ
桜餅香り愉しくほうばれば微笑む桜目に浮かび来て
17
もっと見る
コーヤ
鶯の声がひびくや谷川に春の心が流れに溶けて
19
もっと見る
詠み人知らず
ゴキブリの餌となる物すべて掃き食わせてなるかと掃除に励む
15
もっと見る
リクシアナ
賑わいを映す銀幕 炭鉱の火よ 瞳の底に点れと移す
18
もっと見る
リクシアナ
春雨に濡れる梢が開け行くギアを上げて街路を抜ける
15
もっと見る
高松 蓮
ラベンダー 苦い記憶の 芳香を 取りて寝床の 吾子に塗りたり
6
もっと見る
[1]
<<
286
|
287
|
288
|
289
|
290
|
291
|
292
|
293
|
294
|
295
|
296
>>
[339]