藤久崇のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
胡乱なり吾の力量は吾が知れり餌にばかさるる魚にならじ
18
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灰色猫
もし君が春に共感するならばマングローブの根になりなさい
14
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灰色猫
ユリカモメ赤い觜赤い足冬毛に包まれて風上を向く
18
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灰色猫
群れを捨てジョナサン一羽風を待つ孤高の翼を浅瀬に休めて
25
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滝川昌之
妻が消す誕生ケーキのローソクの半分二人で生きてきました
28
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詠み人知らず
ヴィーナスを掬い取ろうと三日月は 常の二倍に 膨らんでいる
23
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夕夏
ほむらたつあつきおもいをいだきつつかわもたつゆげあさひにそまる
8
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滝川昌之
カラカラの空も午後には雨予報 きっと沁みこむ春の蕾に
20
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うさぎ
もう二度と連絡しない そうすれば蘇らない はずだった(のに、)
9
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雪牡丹
階段を驅けてゆく肢 守るのは薄きナイロン OLの雛
8
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海原 真生
バスは好き このまま遠くへ行きたいな 誰もいないって さみしくないよ
9
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十薬
梅蕾む如月の風輝きて發つ白鷺の波紋温めり
8
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想野
渾身の力をこめしサービスを返され嬉し我が子となれば
11
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沙久
シンメトリーにならぬ気持ちを引き受けて言葉と鼓動を費やしてゆく
18
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沙久
瞬間の連続を日々積み重ね 永遠という奇跡を紡ぐ
26
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inosann
放蕩と何の違いがあるのやら生きがいなくし家住む身には
16
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沙久
青空を映したレター添えてみよう 伝えたいことはもう決めている
24
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恣翁
リズム良く 廊下ゆく女の足捌き 白き鯉二尾 瀬を泳ぐめり
26
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野々花
電飾で疲れた木々の梢にも春はくるらし花芽が輝る
27
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野々花
水底に棲みつくように沈みゆく枯葉一片切なき想い
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