さなせそのお気に入りの歌一覧
三沢左右
空蝉を深く沈めし夏の雨 琥珀まだきも雨の町色
21
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伊織
骨ばった指のかたちを思い出す 結婚するって本当ですか
8
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詠み人知らず
身の奥に燃やしきれないものがあり日傘を閉じる菩提寺の坂
8
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詠み人知らず
とどかないひとの背中を追いかける夢ばかり見る此岸の地獄
7
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対空
小田急のレールに鳥とヒト科の血 青に醉へる血結ぶ葬列
1
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1
誰かがやっているかもしれないことは一応やる 誰もやっていないことは絶対やる
4
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キタハラ
チューニングくるいはじめた感情にゆっくり首を絞められている
6
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対空
「二錢銅貨のあの男は死んだよ」血色の魚卵ポーと食ふ朝
2
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対空
雨夜落つライトニングが「心中」と少女一人に神立てる罪
3
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対空
放蕩児逃げる転がるフーガ弾くピアノの上の「死刑宣告」
1
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対空
独楽風に跳ね猟師風に飛び風に壊れつきみが傷なぞらひ
1
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対空
水飲み鳥泣き濡れるジクロロメタンの毒にきみ沈め鳥真似
3
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価格未定
夏休み初日のような青空をうらめしく見る夏休み明け
7
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じゃこ
何気なく入った箱は電車でした 村のバッタを乗せて町まで
7
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対空
それから、檸檬は棄てた。きみの浅瀬で爆ぜたかったのは俺につき。
1
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対空
太鼓の音ねんねんころりねじ伏せて乳懐かしみ凪ぎて鎮む血
1
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きりあ
月齢を数えて暮らす人々に月の光りは数多優しい
12
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田中ましろ
短歌はもっと自由になれる 歌好きな人に届けと「うたらば」創る
27
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垂々
もう少し一緒にいたい夕暮れにただしく伸びるまっくろな影
41
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龍翔
取りに来て。取りに来ないで。腕時計。捨てる。捨てない。捨てようとする。
12
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