詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
KEN
時行くと 盜人萩が 獨り言 ひぐらし降らす 時雨に濡れて
11
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桜田 武
古希前の我が胸に残る母の業子らの髪切るバリカン捌き
10
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桜田 武
庭隅に紫誇る紫陽花の今年は見えぬ寂しき夏よ
8
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桜田 武
原爆慰霊の広島長崎あの惨禍戦後は永遠に終わらず
6
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横井 信
過ぎてゆく夏の休みに焼肉をそっと楽しむ子供と二人
9
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へし切
アリランの歌も哀しい この道は 思へば遠きいつか来た道
17
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滝川昌之
向日葵がガラスの靴を履いたよな若き全英覇者の微笑み
15
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滝川昌之
微睡みの幼子撫でる団扇風 混じり漂う蚊取り線香
16
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恣翁
抽斗に置き捨てられし 書き付けの 旧りし句案を 読み返しけり
22
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恣翁
烈日の燃え尽きし名残り 消えやらで 闇よりもなほ 影濃かりけむ
14
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恣翁
古井戸の底から 夜は湧き出でて 辺りを闇に浸潤しつらむ
15
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うすべに
八朔のだらりの帯もゆらゆらと 都大路にかげろう揺れる
13
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うすべに
高瀬川 濡れ縁彩るブロンドの ゆかたの襟に降る蝉時雨
10
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うすべに
風澄んで秋立つ気配さみしさは 祭が済んだ朝のちょうちん
8
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うすべに
暑い夏 あれはいけんと 年老いた患者から聞くぴかどんの朝
8
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KEN
手渡しの 被爆檢査の 案内紙 四つ折りにする 八度目の夏
13
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KEN
間引かれし 苹果の粒は まだ青く 靜かなりけり 夏の日の午後
13
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横井 信
クーラーの程よく効いた図書館でゆっくり過ごす自分の時間
12
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コタロー
街角を行きつ戻りつ蜻蛉飛ぶ人間たちを觀察してる
7
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コタロー
向日葵が一莖高く咲ゐてゐる空のキャンバス青々として
10
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