珠海のお気に入りの歌一覧
ながさき
百舌鳥が啼く 朝の静寂を 切り裂いて 生きる厳しさ 教えるように
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たんぽぽすずめ。
一輪の桔梗に我の名を付けて励ます風の寒き朝なり
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野々花
立ち尽くすひとりぼっちの銀杏の樹実も結べずにハラハラと泣く
16
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六日野あやめ
ユーミン曰く「愛は宇宙の海」だから満ち干きもするし涙は辛い
3
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ももンが
解剖書 讀みゐる眼鏡のレンズから虹を生み出す 君は十八
4
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亜貴
伸びきったカーディガン ボロいローファーで駆けろ卒業までの日々を
6
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ミツ子
陽は昇りきみに会えない朝がくるひとり「さむい」と初霜を踏む
8
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富鴨
意地を張りハッピーエンドを否定して恋愛小説を食べている
12
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まつり
いつか来るさよならのため悲しみの予行演習してる十月
8
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まつり
三月の理科室 きみの遺伝子はきっときれいな色をしている
9
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夢士
懐かしのサクマドロップ求め来て孫と分けあひ吾の手には白
19
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妖本ユキ
取り敢えず見上げた空が青いから一ついいこと今日も見つけた
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環
夏の色の消えゆく里に飛び込んだ枯葉の色をしてゐる蛙
6
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夢士
セイタカのアワダチソウや秋の野を力の限り黄に染め行きて
16
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大さん
砂浜で自分の足跡確かめた 海に行きたいわけじゃなかった
19
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西村 由佳里
スーパーの棚に寝ころぶオレンジよ私といっしょに帰りませんか
10
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ミツ子
もしきみの心に色があったならこの朝焼けに似てるのだろう
8
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林林
やわらかな今年の梅干じゅわわっと夏の日ざしが口に広がる
19
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富鴨
風を食むマリンブルーの憧憬が夜明けと共に夢に溶けてく
12
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洩矢転石
書きかけのラヴレターが風に舞うプラスティックのような溜息
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