詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
九條千鶴
かわらずにやっているかと問う声に年月感じる父からの電話
25
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inosann
一人分八百四十万借金の割にはなんとか生活してる
17
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詠み人知らず
さりげなく書類に印鑑押すように君の差し出す婚約指輪
29
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滝川昌之
初午で余ったいなりが弁当に 残り福だと笑って食す
25
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まあさ
今日の日を 惜しむかのように 輝いて 夕日はゆっくり 山へと沈む
27
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水海はるこ
ナイフのように辞表を胸に忍ばせて働く時々胸に手をやる
17
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水海はるこ
減れば減るほど辞めにくくなるゲームの最後のひとりの彼の笑顔
9
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水海はるこ
パワハラで過重労働で壊れてく無数の「私」頑張るな「私」
11
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水海はるこ
パワハラで辞めてしまった後任者の痛みの一部がみぞおちに来る
14
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石川順一
剃刀は何処へ行ったか箱入りの新たにおろす新刃の光
17
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灰色猫
ご先祖を乗せては駆ける精霊馬いつか乗りたし茄子と胡瓜や
25
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灰色猫
雪凍る小股で歩く北国の人々に差す仄かな春光
27
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灰色猫
優しさの加減うまく分からずに傷つけあってばかりの僕ら
24
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灰色猫
掌で死んだ椿を包み込む若くに死んだ歌人を悼み
21
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灰色猫
干上がった古井戸の底滅びゆく蛙は海の恋歌歌えり
19
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まあさ
憂鬱な週末過ごしし吾のこと癒し慰めくれしうたのわ
24
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夢士
如月の空冴え冴えと月丸く流るる風の凛と身に凍む
19
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夢士
建国の空澄み渡り凛として鉢植えの梅なびく日の丸
15
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夢士
小嵐の去りし後には忘れ物あれこれ集め宅配を呼ぶ
17
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石川順一
濡れて居る指をトイレで持て余す刑法理論読んで居るから
14
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