滝川昌之のお気に入りの歌一覧
海原 真生
助けて と、無音で叫ぶ 25時 真上の月が孤独を晒す
15
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死無等故雨多
嘘泣きがバレたと悟った甥っ子と気付いたオレとが道に立ってる
9
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へし切
「母さんや!」 傍に行きたやまだ死ねぬ 「そうね!」と揺らく薫る線香
33
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虹と星
ありもせん君との暮らしが見えてくるパントマイムは虹のしわざか
7
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新座の迷い人
我が命 妻が逝くまで 持つのかな 埋葬し後 永の旅えと
20
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曖緒子
悲しみは泣き止んだあともポタポタと 雪解け水の雫のように
19
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曖緒子
聞き慣れた歌しか聞かぬ今日の日は 透明な層ひとつ重ねただけ
6
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恣翁
打てば 直響くがに乾く 夜の寒気 然こそ密度の高かるべけれ
17
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助平小町
布団にて頭に浮かぶ五七五 寝るに寝れない下の句探し
17
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朔夜
ディスプレイに兎糞の文字は固まってあとかたもなく流されてゆく
4
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己利善慮鬼
好きな人ではないけれど気になって恋したように振る舞ってみる
6
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己利善慮鬼
この街の夜空に灯る物語出逢い別れとあなたと私
6
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月虹
ワイファイが縦横無尽にゆく空を浄化する如、粉雪の降る
63
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己利善慮鬼
切なさに言葉は消えて切なくて瞼の裏の闇を掻き出す
12
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うさぎ
四年前から動き出す観覧車 君の瞳と私のくちびる
6
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朔夜
名を捨てて世間も捨てて液晶へ黒い文字列叩きつけても
4
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朔夜
逢へばこそ夢とぞ思ふ粉雪のコートに落ちて跡も殘さず
8
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濡髪童子
紅緑の 白に映ゆるは冬椿 過ぎ行く冬の置き土産かな
5
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朔夜
頸伸ばしすました顔の白鳥は水の下ではいつもバタ足
7
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コーヤ
湧き出でる春を感じるときめきは蕾の花の微笑みの瞬間
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