へし切のお気に入りの歌一覧
成瀬山水
どこまでも青を伸ばした空のした先行く父のこえが聞こえた
10
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成瀬山水
雨音を聴くこともなくせわしげに行き交う人の靴が泣きつつ
7
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ながさき
風寒く 春まだ浅き 野辺の道 微笑みながら 揺れる水仙
21
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富鴨
君想い吹いたシャボンはひび割れて風の音ひとつ澄みわたりゆく
19
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紹益
メジロ来て 蜜を啄む 梅の花 早く聴きたし 鶯の声
18
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詠み人知らず
人の身に無駄なものなど備わらず全て繋がりこの世は回る
13
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詠み人知らず
風凍みる四十九日の帰省にも 川面に立てる一本の鷺
20
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詠み人知らず
お握りは懐炉としての熱をもち 通勤ポケット手をなごませる
16
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悠々
履歴書を、歌に詠まんと、ねがひしが記すべくなき、我が人生よ
17
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悠々
あかときの、そらに残れる春の月 つがひの雁は鳴きつつ北へ
15
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悠々
ある日ふと、鏡のなかに見もしらぬ 老人のゐて われにほほゑむ
22
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月虹
青空に枝葉を伸ばす大樹なる今日もひたすら元気でいこう
27
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月虹
僕たちは月の光を浴びながら明日を恐れず会話をしよう
27
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夢士
若芽出で木々の小枝の春の色淡き紅さし風にゆれをり
16
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桜園
年賀状返信くれない友のこと一人寂しく思いだしにけり
13
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成瀬山水
昼むかえ雪の代わりの除雪剤パキリパキリと冬の街音
5
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河のほとり
なかなかに過ぎし心のむなしくて変はらぬ花の香こそにほへれ
14
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半格斎
昼下がり心の隙つく音のして 屋根上の雪はすべり落ちゆく
8
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半格斎
風も絶え雪の舞ひ散ることも絶え 音無き世界に吾たたずまむ
8
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亜貴
ながさきの空よさよなら もう二度と黒い雨など降らないように
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