詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
inosann
寂しがりは妻よりきっと先に逝くそうありたいしあらねばならぬ
22
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夢士
如月の朝陽キラキラ春を呼び頬に北風冴え返る宵
20
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滝川昌之
指先の乾いた割れも癒えてきて余寒緩むと春陽にかざす
18
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滝川昌之
駅出ると陽射しコートに集まって脱いでみようかうららかな午後
28
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西村 由佳里
やわらかな光をまとって立っている君は友だち冬と春との
8
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万陽
昔きた 浜辺に吾娘連れ 訪ぬれば 潮騒潮の香 懐かしきこと
10
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ながさき
碧空に 白雲浮かぶ 筑波峰 ほのかに香る 五分咲きの梅
38
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桐生賄
テレビにて 二月別名 教えてた 「梅見月」とは 素敵じゃないの
21
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灰色猫
鉄の肌潮に晒し錆びゆくは鯨の如し難破船かな
26
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灰色猫
ラの音があまりに綺麗に響くのでフェンダージャパンを敬愛します
18
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灰色猫
父作るケチャップライスに大根が気にはしつつも黙って食す
24
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灰色猫
夜の市で求めた刀を研いでゆくいつか自分を殺す日のため
16
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へし切
義娘より「はい おとうさん!」と渡された チョコも 何より言葉が嬉しい
29
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石川順一
風呂蓋の軽さに慣れぬ感覚はひとつらなりの接続にあり
16
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夕夏
めぐりくるつぎのきせつにおもいはせかえりみるのはこいのきせつか
7
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九條千鶴
白妙の砂のごとくに崩れ行く記憶のなかに残る傷跡
14
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只野ハル
冬の朝冷たいだけの天気雨「雨を見たかい」は歌えない
15
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絮谷新
「いつかまた」とあなた旅立つ九月にはきっと来ないと知って微笑む
23
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葱りんと
いつからか 惰性で用意す チョコレート 愛の変化は 互いが鏡
17
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へし切
きさらぎの空は春色さえざえと耀ふ水面に群れる水鳥
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