御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
高松 蓮
胸に花 制服の子ら 集う駅 昔なつかし 春の風吹く
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ななかまど
春の畑たがやしおれば亡き母の姉さかぶりの微笑み遠し
16
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滝川昌之
匂わせる卒業間近の花の季に好きでしたとの思いほのかに
18
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なりあきら
朝靄に 一羽の鷺が 消えてゆく 夢の奥へと いざなうように
6
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スヌーピー
手もつけず荒れた庭の片隅に クリスマスローズうつむき咲く
7
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こるちぞう
窓開けて流れる風に手を入れて空氣のぬるみ味はつてみる
9
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更紗
君といた焼けつくような日々を今 風に問うてみる 幸せですか
13
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うすべに
風ぬるむ みどりかすかな野の土もまるい陽ざしにいのちの香り
14
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とこのことのは
お日様の光を背中に溜めながらひなたを選んで自転車をこぐ
13
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ななかまど
丹頂のいる単線の無人駅エスエルの音湿原に消ゆ
19
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鞘森天十里
晴れたとて白々しかり春の空見ゆべき富士も靄に紛ひぬ
5
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茂作
畑を打ち春一番を待つ人に よき種芋の知らせ屆けり
18
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うすべに
花散らせまたつぎの花 永遠のまぼろし見せるいとしい季節
13
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しきしま
忘れ草見れど心は慰まず名のみ醜草枯らせ我が恋
6
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こるちぞう
ほんわりと見しやそれともわかぬまにまぼろしとなる春の霞に
9
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うすべに
梅の花 初瀬のやまの風やめば杖つく人もむかしの笑顔
11
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ななかまど
顔半ば雪を付けたる石佛の風化の笑みに引き込まれおり
17
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鞘森天十里
あそこまで飛べばその先には自由 ただ一瞬を花は待ってる
8
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広葉樹
わたつ海を傾き進む舟なれば明日は底ひか夜明けか知らぬ
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鞘森天十里
老ひし師と霞たなびく豊玉のアール・デコなる学舎見上ぐ
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