詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
僕だけがそっと出てゆく夏休み青田を渡るしら鳥の陰
11
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詠み人知らず
友からの手紙に添えある一枚の木の葉の栞にこころ和みぬ
11
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滝川昌之
予報士の見通しよりも明確に雨季の終わりを告ぐ蝉の声
20
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灰色猫
惑星の砂のひとつに生まれたよこの素晴らしいハローワールド
20
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吉野 鮎
鈍色に明け初むそらにひぐらしの聲とけゆける梅雨明け未だ
12
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吉野 鮎
雷鳴に醒む夜半しとど降る雨の軒滴る音 みどり兒の寢息
9
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吉野 鮎
しかと冴ゆ望月みたす光の夜狂女の面に篝火の陰
11
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ガビー
ゆらゆらと車掠める紋白をルームミラーでそっと見送る
6
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横井 信
まだ明けぬ長引く梅雨の街路樹にふたつ並んだ蝉の抜け殻
12
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横井 信
驚いて駆けてく子猫 見送って流れた汗をタオルで拭う
6
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詠み人知らず
きっかけは些細なことで揺れ始め頭で描く心の振り子
4
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可不可
夏やすみ浮かれる口に三十一文字うかばなかった遊び盛り
9
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灰色猫
この夜も心象たちと旅をする瞳を閉じれば広がる世界
17
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詠み人知らず
病院の広き中庭七変化目に一時の安らぎ与え
8
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滝川昌之
学校で育てたアサガオ庭先に来て夏休み始まる隣家
19
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しばかん
君は唯 紅頬見せむ 恋敵 誰か聴かん 我がひとりごつ
5
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夕夏
ゆーろけんりぶらにみたてしこうするざいせいはたんにきをつけてね
3
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KEN
褪せた本 閉ぢて帰れば 重き雨 夜行貨物が 河渡る音
10
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KEN
しあはせの ありか教へず 遠き路 眩しく照す マジェラン星雲
11
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うすべに
はすの花 うすもも色にほほ染めて 雲にほほえみ夏空を待つ
9
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