詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
メトロへの入口で回すオルガンの老女の手に見るさっきまでのパリ
6
もっと見る
新座の迷い人
故郷の 七夕恋し 叶わずに 思いは遠く 童時に走る
16
もっと見る
inosann
政治家に功罪いつも付くものと思いつ甘受す選挙結果を
19
もっと見る
秋日好
定まらぬ不実な月もウィーンで唄いかければ恋も叶おう
15
もっと見る
秋日好
夕食後青く暮れてく窓の外成し遂げること無しに漂う
21
もっと見る
灰色猫
雨あがり澄んだ世界の片隅で僕にとってはあなたが虹で
18
もっと見る
灰色猫
人の目も届かぬ場所で一人でも自分に嘘を吐いたら終わりさ
17
もっと見る
灰色猫
十代は恥ずかしいほど素っぱだか終わりはいつもひとりぼっちだ
17
もっと見る
灰色猫
踏切に献花されゆく花束の数の分だけ世界は寂しい
19
もっと見る
灰色猫
海原に海洋学者が生きるよう夢見る先を間違えぬよう
19
もっと見る
石川順一
七夕の日付の週刊誌号持ちアーモンド型の屋根の二階に
13
もっと見る
石川順一
幹を蟻じゃんじゃん登りクーラーを今年初めて付ける神の日
9
もっと見る
ながさき
民の声 聴かぬ自眠は 大敗の みじめな姿 とくと味はへ
24
もっと見る
へし切
民の声聞こえぬものに信なきは言わずもがなの都議選速報
16
もっと見る
コーヤ
紫のあわき憂いを秘めながら野薊の花草間で覗く
20
もっと見る
詠み人知らず
金銀のモールを指に巻きつけて 外したリング 弔う悪女
14
もっと見る
滝川昌之
弁えず 化粧はじめる娘ら越しに アラララ 車窓の撫子ゆがむ
21
もっと見る
沙久
アシストを繰り出すことに徹すれば仕事が生きる実感と化す
19
もっと見る
林林
いるはずのあなたのいないこの家の窓を開けても重き沈黙
22
もっと見る
へし切
コンビニのおひとり様のやさしさはこの身の胸に愛しくひびく
25
もっと見る
[1]
<<
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|
31
>>
[31]