夕夏のお気に入りの歌一覧
さかさまぼこ
雪の上に人と猫の足跡が同じほどつくこの島の冬
6
もっと見る
横井 信
寒風の朝陽を浴びて黒猫はゆったり歩み僕を見上げる
10
もっと見る
芳立
来し道をかへり見すればおのが身の愚かさのみぞ思ひ知らるる
8
もっと見る
灰色猫
忘れえぬ君のおもかげこの春もまた優しげに微笑むのみで
16
もっと見る
つゆふみ
虐待をアナタにだけと打ち明けたか弱い文を載せた紙面に
7
もっと見る
詠み人知らず
またしても半端な知識で煽ってく隣人の厄介つづく泥濘み
8
もっと見る
詠み人知らず
死にたいと口にする割にはいつも体調悪いと不安がるよね
5
もっと見る
詠み人知らず
草はらにすくっと立ちたる 一本桜 岩手の山に見守られつつ
2
もっと見る
cancer
排水溝溜まった髪を捨てるように僕の言葉もいつかゴミ箱
4
もっと見る
cancer
まっさらな雪を崩して歩みゆくあなたのつくった道を辿ろう
4
もっと見る
コタロー
朝日浴び細波搖れし輕鴨の群れは崩れず搖蕩ふままに
7
もっと見る
灰色猫
姑と嫁がもめてるキッチンで尖りながらも花咲くサボテン
21
もっと見る
千映
年輪が太くなるよに吾の体介護泣かせにしたくはないが
10
もっと見る
詠み人知らず
むざむざと幼の命奪われて言いたい放題不条理身勝手
10
もっと見る
へし切
生業の誇りも理念も地に落ちて誰がためにあるこの国の企業
16
もっと見る
リクシアナ
みどり児と里に安らぐ七日月あわき雪降る揺り籠の夜
23
もっと見る
cancer
いつかみなわたしのもとを去るのならわたしのものであるうちに死ね
6
もっと見る
煩悩
金紙銀紙の爆撃機が飛行するスカッと晴れたベトナムの空
8
もっと見る
芳立
しろたへの雪のひとへを重ね着て日ごろにあらぬ肌ぞ妖しき
7
もっと見る
inosann
久方の眠れぬ夜にゆるぎなし敢えて成す事なき身の明日に
22
もっと見る
[1]
<<
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|
31
|
32
|
33
>>
[36]