庭鳥のお気に入りの歌一覧
銀ねず
細胞のひとつひとつを満たしゆき水の動きがわたくしとなる
14
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浅草大将
星月夜いざ鎌倉とはせ参じ歌の二百も詠みつるが岡
9
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詠み人知らず
市街地を抜けて深まる闇の域窓煌々と静かなる塔
8
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さる
人生は悲喜劇ありておもしろくやがて悲しきものなりと思ふ
3
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さる
鬱々と 晴れぬこころに 届くなり 一通の文 封に口紅
3
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詠み人知らず
願はくは 紫ゆかし 竜胆の 秘めたる恋に めぐり見えむ
4
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銀ねず
押し入れの三人官女ひそひそと文句並べる夏の夕暮れ
4
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樹果依南
ドブ川で水音がする 君だってどんなとこでもやっていけると
3
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樹果依南
三途から二を引いたから一途だねあともう二歩で戻れなくなる
20
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さる
あれもみな偽りなりきむなしくも好きよと言ひし口づけのあと
1
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羽
彼方なる草笛の音のやわらかき響きたどりて目覚める朝
4
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詠み人知らず
砂山を 入り日照らせば 彼方よりわだつみの風 涼を吹き寄す
7
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詠み人知らず
しなの川 波涛荒ぶる 桟橋は 暮れなずみても 落花止まざり
5
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水煙
同族に咥えられたる死んだ蟻運ばれ喰われ再び還る
3
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虫武一俊
ローソンがマングローブを売るときのファミリーマートに起こるさざなみ
8
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東大寺
春菊を 最後に入れる 鍋奉行 ああこの味なのだ 家族団欒
50
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羽
待ちきれず素足になったつま先がひかりはずませ夏の入り口
36
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公子
友の子のベビーシューズに道しるべあればよいかと北極星刺す
4
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葉桜
みぎひだりよく見て渡れ 「恋人」を「妻」へと変える横断歩道
5
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羽
降りやまぬ桜吹雪が今夜には 注意報から警報になる
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