詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
本棚へ置かれた手紙に記された 甘い匂いと 酸っぱい味覚
5
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詠み人知らず
雨足の休みまよいし 闇の暮 不可視の君を待ち焦がれては
3
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横井 信
単線の反対列車すれ違う駅に流れる鈴虫の声
10
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ひよこ豆
雨の夜は月の光も見えなくて嘆く窓辺に隣家の灯り
17
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石川順一
投稿をしたらば眠い翌日に何とかしようと頑張るセルフ
9
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灰色猫
涼やかに夜を飛びかうほたるたちあれは別れを舞っているのよ
17
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灰色猫
よく冷えたいろはすを飲む肉体がときどき森を求めています
18
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詠み人知らず
有り余る黒い言葉を吐き出して白いわたしを召還したい
3
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夢士
陽の入りて虫の音清か帰宅路日々変わり往く夕闇の色
14
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千百
夏の陽に しあわせに眠る あなたの背を 小人が三人 今駆け抜けた
6
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詠み人知らず
若蜘蛛の凛といなせな巣に二匹覚悟の小虫風さそう朝
17
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ななかまど
雲にまだ夏の力の残りたり旅の腹案白紙に戻す
8
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みやこうまし
孤愁とは言い得て妙や独り居の心に響く秋の寂しさ
13
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キイロイぴよ
切なくて泣きたい時は泣けばいい素直なことが人間だから
7
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詠み人知らず
フアフアを正常な方へ導くというお薬のお高いことで
9
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滝川昌之
嫌ならば行かなくていい学校と君の命は比較できない
25
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詠み人知らず
素っ気なく刷毛でしゃりりと引っ掻いた雲が青さを濁しふちどる
15
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可不可
草の海に潜って狙ひ合ふ猟兵 ふたりに一人は草の肥やし
7
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西村 由佳里
明日からも大好きだよとささやいて頭をなでてともに笑って
7
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バロンマン
自転車に併走するや銀蜻蛉一期一会の友となりしか
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