詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
まだ夏だそう思いたい八月の終わりを告げて涼し風吹く
13
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詠み人知らず
雷は萎えしこころに活を入れ 飛雨は後引く感傷流しぬ
11
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詠み人知らず
手をどけて隠してた傷見せてから 愛想笑いでお茶濁されて
6
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詠み人知らず
忙しくて ひもじさあるも怠ければ もの食むまでの気力失せけり
10
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蔓葵
秋はまだたつたの山を染めなくにひとりうつろふ君が言の葉
12
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詠み人知らず
ねじれてるもとを辿れば純粋な愛があったの愛しかないの
3
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己利善慮鬼
夕焼けが消えない街にいるようで一番星はまだなくていい
5
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幸子
屈託の見えぬブルボンの王らとはかけはなれたる気配漂はせ
9
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灰色猫
涼しげな朝の草露ゆるゆると吸いつ揚羽は炎暑に備え
17
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灰色猫
硝煙の闇より咲かす花火師や音のみ聞きて吾も闇にあり
22
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只野ハル
真夏日に戻りにっくき蚊も戻る蚊取り線香出番はこれから
10
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朝野沙耶
誰よりもいつもいつでも側にいたい君に滴る雨を羨む
11
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幸子
見切り品コーナー前に陣取ってレシピ検索今夜の献立
16
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コタロー
青空と緑と自由勝ち取つて我は大地にしかと根を張る
11
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コタロー
良き事の樣々有つた一日は良き歌聽きて靜かに眠らう
12
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コタロー
一人居の家に着ゐたらポーチュラカ全部開ゐて我を祝福
5
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朝野沙耶
生きるため自分殺して耐へ忍ぶ暗く烟つた仮面の街で
13
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コタロー
酷暑なる夏を過ごした病院に別れを告げる秋の家路よ
10
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西村 由佳里
自転車のカゴからスーツを取り出してさあ開けましょうにこにこのドア
6
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ななかまど
台風の進路にありと構えるもなす術もなし猫の背撫でる
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