幸子のお気に入りの歌一覧
恣翁
繭を成し 老いぬる蚕 代替はり 居眠らむずるに叶はざりしを
23
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滝川昌之
気づかないふりをして待つ卒業の気づかぬままに切れてゆく糸
22
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コタロー
曙は鳥の樂園美しき聲音と羽根の色が溢るる
4
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秋日好
着地点未だ見えない長編と真白に変わった家前のの道
9
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秋日好
降りしきる雪に止められ明日こそはヘリオトロープの香に酔い遊べ
15
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秋日好
霜の降る緑の淡き牧場にも身重の羊薄日愉しむ
21
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秋日好
倒された木々持ち去られ現場には風吹き荒ぶ雪の舞い散る
12
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秋日好
除夜の鐘鳴らぬ私は煩悩の全てを抱え歌に変えよう
28
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へし切
パシュートの競技に僕らはお互いを気遣い競ふまごころを見た
20
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滝川昌之
姉に負け「次停まります」を押せなくて祖母の家にはいつも泣きべそ
17
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詠み人知らず
玄関の闇にこくこく水をのむ亡きコロの音が心耳にとどく
105
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灰色猫
剥き出しの十代だった自分へと届けてあげたい歌集があります
16
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林林
待合室「暮らしの手帳」に募りをる「題詠 空」に広がる空よ
24
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滝川昌之
ゴムの木は窓辺に置かれ春を見る吹かれてみたい東風を探して
14
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ななかまど
夜降ちの雪の咲かせる満開の冬の桜は北風に舞う
14
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詠み人知らず
振るわれて微細なくちどけ成す甘き粉糖のごとく降りくる春の
7
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ななかまど
なんどでも積もり具合をじっと見る子らの出て行く週明けなれば
16
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Chico
日だまりの車椅子にてうたた寝の そっとそのはは そっとそのまま
104
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野々花
モナリザに習ったような微笑みの母の遺影に届く冬の陽
106
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横井 信
寛解だ 回復の道 進もうか ふくらむ期待 不安も浮かぶ
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