幸子のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
賑やかな公開処刑の風物詩 棒をよけては魅せるスイカよ
19
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秋日好
ふらふらと身重の蝶はハーブ中隠したキャベツ見つけて産卵
11
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秋日好
甕棺の死体のように窮屈にソファの上の君のうたたね
8
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吉野 鮎
梅雨はれ間楡の高枝に初蜩の一つ聲して七月の夏
13
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へし切
床に伏し ひと日を過ごす悲しさよ 老い身に応ふ 梅雨寒の空
17
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KEN
行く先を 心で決めた 友逹が 微笑みかける 夜汽車の座席
9
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滝川昌之
先輩に背丈並べて「どや顔」の若竹お前はまだまだ青い
18
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吉野 鮎
遠花火梅雨寒の夜震はせて小糠のあめに咲かす大輪
19
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うすべに
杖を見て さっと席立つ高校生 暑い電車に涼風が吹く
11
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可不可
彼にだけ魅せたいなんて我ままは 通用しない プールサイド
8
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ななかまど
万年の流れにパドル刺しおれば悠久の時われを包みぬ
7
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滝川昌之
二回戦くらいで負ける母校の名さがす紙面に白球は飛ぶ
17
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光源氏
鐘寒き納骨堂に手を合はす涙のごとき雨に濡れつつ
19
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まぽりん
花の色はふると知る知るさみだれてけふも一日をながめ暮らしつ
28
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うすべに
京の夏 祇園囃子を追いかける ざわめきに聞く異国の言葉
11
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滝川昌之
学校のプールの底の塩素玉 競い潜れば夏の静寂
19
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ななかまど
次に咲くつぼみを脇にしたがいて重心さがす山百合の花
8
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松本直哉
さみだれにつねよりまさる思ひ河身を浮きくさのながれながれて
8
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うすべに
雲走る 袖はらむ風梅雨寒の 雨に消え入る初蝉の声
10
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うすべに
おりひめの願いもよそに行く町の 明かりが隠すかささぎの橋
13
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